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瀬戸焼と赤津焼

愛知県の瀬戸市を誰もが知る焼き物の町として知らしめたのが、通称せとものと呼ばれる瀬戸焼です。
瀬戸焼にはこれと言って目立つ特徴が見つかりにくいのですが、逆に全国の陶器のスタイルを一度に楽しめるという点が特徴かもしれません。

瀬戸焼が、素朴な民芸調から優雅な染付けまで、全国の陶器を模倣できているのにはいくつかの要因があります。
そのひとつとされるのが、市内の採掘場から良質な陶土や陶石が豊富に出土しているということです。
なかでも、石英分を多く含んだ赤津蛙目粘土(あかづがいろめねんど)は陶器の主原料となり、可塑性の高い本山木節粘土は陶磁器の主原料となっています。
 
瀬戸焼の発祥の地とされている猿投山に抱かれた赤津町では、現在は磁器が中心となりつつある瀬戸焼の中で、「赤津焼」という国の伝統工芸品に指定されている陶器を主体に焼いています。
 
赤津焼には伝統的な釉薬が7種類ほどあり、中でも灰釉や古瀬戸釉(こぜとゆう)、御深井釉(おふけゆう)が特徴的な釉薬として挙げられます。
灰釉は草木の灰を用いたもので、焼き上げると緑色の美しいビードロ状になり、平安時代から受け継がれてきた古典的な釉薬です。
古瀬戸釉は茶陶などに多く見られ、鉄釉の一種で木灰に砕いた鬼板粘土を混ぜたもので、釉薬をかけた黒色の表面に茶褐色の斑模様が出るのが特徴です。
 
そして御深井釉は、灰釉の一種で青みを帯びた美しい色を生み出しています。
他にも、志野や織部、黄瀬戸などの釉薬も見られますが、これは隣接する美濃焼の影響を受けたものと思われます。



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